RSウイルス感染症とは?乳児や大人の症状や予防などについて

RSウイルス感染症とは?

ニュースでRSウイルス感染症が流行していると言ってますね。

RSウイルス・・・聞きなれない名前です。

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しかし、RSウイルスとは、ありふれた風邪のウィルスなんですよ。

風邪の原因は様々ありますが、風邪がうつるというのは、ウィルスや細菌がうつるからです。

かぜの病原菌は、80~90%がウイルスで、10~20%が細菌です。

これらのウィルスや細菌に感染するために風邪が起こります。

RSウイルスはこれら風邪ウィルスの一種で、誰もがかかったことのあるようなありふれた風邪菌です。

しかし、問題なのは乳児が感染すると重症化する恐れがあることです。

そのRSウイルスが全国的に流行しているのですが、特に関東地方に多く、都道府県別の患者数では、東京が一番多いそうです。

神奈川県では、8月頃から患者が増えていてなかなか流行が下火になっていません。

医者

乳児や大人の症状

RSウイルスはありふれた風邪のウィルスなので普通の大人や子供がかかっても風邪の症状くらいで、ある意味大したことはないのですが、乳児は重症化する恐れがあります。

1才未満、特に生後6ヶ月以内の乳児に注意が必要です。

その他に未熟児や、ぜんそくなどの循環器系の持病がある幼児や老人も同様です。

これらの方々は高熱、肺炎、無呼吸発作、突然死の可能性があります。

予防などについて

予防はまず、風邪をひかないことです。

風邪をひいて病院に行ってもRSウィルスによる風邪なのかは検査してもらわないと分からないのですよ。

検査は15分くらいで判明し、1回3000円程度なのですが、1歳未満の乳児にしか保険が適用されないので大人が検査すると全額自己負担になってしまいます。

しかし、家族に乳児などRSウィルス感染症で重症化しやすい人がいる場合には、風邪だと思ったら市販薬で済ませずに病院へ行って検査してもらった方がいいと思います。

特に重症化しやすい早産児や呼吸器疾患を持つ児童などの場合にはRSウィルス感染症の予防注射を打ってもらうことはできますが、この予防注射は1回8万円~25万円と高額なため、あまり現実的ではありません。

RSウィルス感染症の予防は普通の風邪と同じで、うがい、手洗い、体を冷やさない、十分な栄養、十分な睡眠・休養、です。

また、RSウィルスは消毒に弱いため、子供がよく触るおもちゃや手すりなどをアルコールなどで消毒しておくといいです。

風邪気味な人の近くに子供を近づけないのも大事です。

もし1才未満の乳児が風邪をひいてしまったら早めに病院に行って治療してもらいましょう。

もし感染した場合も他の風邪と同様、病院で処方してもらった薬を飲んで栄養を摂って休むことが治療法です。

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