くる病とは何?主な原因は紫外線不足とビタミンD不足。治療法は?

くる病というと昔の病気というイメージだったのですが、

今日のニュースで最近くる病が増えているとあちこちで伝えてましたね。

私も栄養が足りなくて骨が弱くなる病気ということくらいしか知らなかったので調べてみました。

医者

くる病とは?その症状

くる病とは、乳幼児の背骨や手足の骨が曲がる病気です。

頭骸骨、肋骨、歯が変形することもあります。

また、乳幼児とは、生まれたての子から小学校就学前の子のことです。

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原因はビタミンD不足など

原因は紫外線不足、ビタミンD不足、カルシウム不足です。

動物は、紫外線に当たることで肝臓、腎臓でビタミンDを作ります。

ビタミンDはカルシウムとリンから骨を作ります。

つまり、

紫外線に当たらない→ビタミンDが作られない→骨が作られない→骨が弱くなる

となるのです。

また、ビタミンDが十分あってもカルシウム不足だと、くる病の原因になります。

注意しないといけないのは、母乳にはビタミンDが少ないということです。

母乳だけで育てないで適度にミルクを与えた方がいいです。

適度というのは難しいかもしれませんが、かかりつけのお医者さんに相談しながら

与えていくのが大事です。

治療・予防

治療は、ビタミンD、カルシウム、リンのうち不足しているものを投与します。

症状が軽ければ投薬だけで治ります。

症状が進んでいると、矯正器具をつけて矯正するのですが、結構大変らしいです。

矯正器具で治らなければ手術、手術で治らなければ完治しないということになります。

早期発見、早期治療で投薬だけで治ればそれに越したことはないので、

普段から子供さんの様子に注意しておきましょう。

特に、猫背、O脚、X脚として表れやすいのでこれらは特に要注意です。

予防としては、日光浴とビタミンD、カルシウム、リン、の摂取です。

日光浴は地域、天気などによりますが、夏は1日15分、冬は1時間が目安です。

ビタミンDが多く含まれている食品は、

サンマ、鮭などの魚、しめじなどのキノコ類や卵などです。

カルシウムが多く含まれている食品は、

よく言われますが、牛乳や豆腐などの大豆製品、魚類、小松菜ですね。

リンが多く含まれている食品は、

カルシウムと同じく、牛乳や豆腐などの大豆製品、魚類、小松菜と肉です。

魚がビタミンD、カルシウム、リンの3つとも多く含まれていますが、

乳幼児にはなかなか難しいこともありますね。

卵や牛乳がダメな子も結構いますし。

食事からが難しいならサプリメントを使うのもありですが、

カルシウムやビタミンDは取りすぎると腎臓結石の原因になるので、

かかりつけのお医者さんと相談しながら使いましょう。

こうして見ると、くる病を予防するのは大変という感じがしますが、

元々、くる病は珍しい病気ですからね。

あまり神経質にならない方がいいかもしれません。

紫外線は体に悪いから紫外線は極力カットとか、

母乳は体にいいからなるべく母乳でとか、

体にいいから悪いからと言って極端に走らないことが必要でしょうか?

子供は外でよく遊んでよく食べるのが一番ですかね。

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