毎年、4月14日、15日には春の高山祭が行われますね。
奥飛騨に春の訪れを告げるお祭であり、春と秋に行われる高山祭は、
歴史的にはいつから始まったのか明らかではありませんが、関ケ原の合戦(1600年)前後から始まったのではないかと推測されています。
以降、約400年受け継がれ、高山市内にある日枝神社の例祭として行われています。
例祭というのは、その神社で一番重要な祭祀のことです。
Marionette performance / robertpaulyoung
また、高山祭は、京都の祇園祭り、埼玉県秩父市の秩父夜祭りともに、日本三大美祭に数えられてます。
何故、高山祭が日本三大美祭の一つに数えられるまでになったかと言うと、重要有形民俗文化財に指定されている「からくり山車」があるからでしょう。
高山祭の山車は別名、飾り屋台、祭り屋台とも言われます。
春の高山祭に出てくる山車は12台。そのうち、からくり山車は3台あります。
からくり山車は、山車に飾り付けだけではなく、からくり人形が乗せられていて、巧妙な動きを見せます。
これを、からくり奉納と言い、高山祭のハイライトとなります。
山車が12台が出てくるのは春だけです。ちなみに秋の高山祭は11台です。