アレルギー治療を変えるTレグ細胞とは?増やす食べ物は?

アレルギー治療を変えるTレグ細胞とは?

アレルギーとは?

アレルギーって色々ありますね。


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花粉症やアトピー性皮膚炎、小麦アレルギー、蕎麦アレルギー。

ダニやハウスダストが原因のアレルギーもあります。

アレルギーとはこれらのアレルギー物質(抗原)が体内に入った時に体内で免疫が過剰に反応することで起こります。

寒暖差アレルギー

Tレグ細胞とは?

しかし、アレルギー物質(抗原)が体内に入った時に免疫が過剰に反応する人もいれば、全く反応しない人もいますね。

この原因として、免疫が反応しない人には、免疫の過剰な反応を抑える細胞があるのではないかと考えられてきました。

その仕組みを免疫寛容(めんえきかんよう、Immune Tolerance)と言います。

そして1995年(平成7年)、日本の坂口志文(さかぐち しもん)京都大学教授によってその細胞が発見され、Tレグ細胞と名付けられました。

Tレグ細胞とは、Regulatory Tolerance cell(制御性寛容細胞)の略です。

坂口志文さんは現在は大阪大学の大阪大学免疫学フロンティア研究センター教授になっています。

Tレグ細胞を増やす食べ物は?

まだ研究中なので分からないことも多いのですが、現在は、アレルギーにならないためには、抗原を体内に入れないことが予防と考えられていますけど、これが変わるかもしれません。

Tレグ細胞は幼児(6才未満の子供)の頃から抗原が多い環境で育つことで増えることが分かってきたからです。

このため、日本などの先進国でアレルギーが増えているのは、幼児の頃から清潔にしすぎていることがアレルギーの原因であることがはっきりしてきました。

そして、小麦や蕎麦などのアレルギーになりやすい食べ物は幼児の場合はあえて食べた方がいいという考えが出てきました。大人の場合はどうなのかまだ分かりませんが。

また、2020年から農水省でスギ花粉症緩和米を販売することが計画されています。

スギ花粉症緩和米とは、スギ花粉の抗原決定基(エピトープ)と言われるスギ花粉の特徴的な一部分を遺伝子操作で米の中に作り、その米を日常的に食べることでTレグ細胞が増え、スギ花粉症が治るというものです。

遺伝子操作の米と言われると少し抵抗がありますが、アレルギーは死に至る場合もあるので死ぬよりはマシかなあ?とか色々考えてしまいますね。

まあ、現在、研究中なので安全なスギ花粉症緩和米が出来ることを望みます。

それに安全なら他のアレルギーについてもアレルギー緩和食物が出来るといいですね。

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