アカムツ(のどぐろ)の旬と栄養

アカムツ(別名;のどぐろ)

7月ももうすぐ終わりですが、7月からが旬の魚にアカムツがあります。別名のどぐろとも言います。

アカムツは主に太平洋側の東京湾や千葉の漁師さんが呼ぶ呼び名です。

千葉の方では脂がのっていることを「むつっこい」と言うので赤くてむつっこい魚であかむつと名前がついたようです。

のどぐろは、北陸から山陰にかけての日本海側の漁師さんが呼ぶ名前です。

これは、口の中が黒いことからついた名前です。

大漁

高級魚で高値で取引されるので、赤いダイヤモンドとも言われます。

ユメカサゴのことをのどぐろと言うこともありますが、ユメカサゴの場合は、

高級魚でも、赤いダイヤモンドでも、それほど高くも美味くもありません。

スズキ科に属していているのでスズキに似た白身ですが、

脂がスズキよりはるかに乗っていて、白身のトロと言われます。

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旬は丁度、今頃。夏の7月から8月頃です。

産卵期が7月から10月頃なので、その前が脂が乗っていて美味しいです。

しかし、12月から2月の冬の方が寒さに耐えるために脂が乗って美味しいという説もあります。

つまり、1年中美味しいということでしょうか?(笑)

季節を考えたら夏は刺身、冬は鍋がいいですね。

皮と身の間に栄養と旨味があるので、刺身の場合も鍋の場合も皮は付けたまま食べた方がいいです。

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栄養

アカムツ(のどぐろ)の栄養は、脂が多いのでDHA、EPAが豊富です。

DHAは、頭や目にいいと言われています。認知症予防や子供の発育、働き盛りの大人の栄養、疲れ目や視力低下に良いでしょう。

EPAは、悪玉コレステロールを減らし、血液をサラサラにしてくれます。動脈硬化に効果的です。(定番すぎるダジャレですみません)

他には、ビタミンA、B1、B2・カリウム・カルシウムなども含まれています。

ビタミンAは、目や、皮膚、粘膜を作るのに使われます。疲れ目、肌荒れ、喉がイガラっぽい時などに効果があります。活性化酸素を防ぐ抗酸化作用もあります。

ビタミンB1は、糖をエネルギーに変え、ビタミンB2は、脂肪をエネルギーに代えます。この2つが足りないと、糖や脂肪がエネルギーに代えられないため、疲れやすく、糖や脂肪が体に貯まるだけになってしまいます。

カリウムは、体内の塩分を体外に排出し、高血圧の予防になります。

カルシウムは、骨を丈夫にしたり、イライラを予防します。

魚はカルシウムは多いのは普通ですが、白身魚なのにDHA、EPAが豊富でビタミンも豊富というのは嬉しいですね。

おしまいに

アカムツ(のどぐろ)は高級魚なので、なかなかお目にかかれませんが、たまには食べてみたいですね。

マグロやうなぎなどと違って絶滅危惧種などに指定する動きも出ていませんのでまだまだ安心して食べれます。

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