越中八尾 おわら風の盆のアクセスと楽しみ方

越中八尾 おわら風の盆

今日9月1日から越中八尾(えっちゅうやつお)の「おわら風の盆」が始まりますね。

越中八尾 おわら風の盆とは、富山県富山市の南部にある八尾地域で昔から行われている盆踊りです。
おわら風の盆 前夜祭(上新町)
おわら風の盆 前夜祭(上新町) / tsuda

昔は八尾町(やつおまち)だったのですが、2005年(平成17年)の平成の大合併で富山市と合併しました。

女優の風吹ジュンさんや、ワハハ本舗所属でタレントの柴田理恵さんなどの出身地でもあります。

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由来と日程

由来は、1702年(元禄15年)頃から始まったと言われていますから300年以上の歴史があります。

昔は八尾村と呼ばれていたのですが、米屋少兵衛という人が町にするべく尽力して、加賀藩三代藩主の前田利常から「町建御墨付文書」を拝領し、八尾町が誕生しました。

米屋少兵衛は貸金業をやっていて八尾町の人達にお金を貸していたのですが、お金を返せない人が増えたため、水ロ村に引っ越し、その際、「町建御墨付文書」も持っていいってしまいました。

それから60年から70年経った頃、「町建御墨付文書」が無いと困るので八尾町の役人が町に返すように頼んだのですが、米屋少兵衛の子孫は「町の人たちの借金の返済を約束してくれたら返す」と言って返そうとしませんでした。

そこで、町役人達は、花見と称して、水口村の米屋少兵衛家を訪ね、花見の宴会中に米屋少兵衛家の蔵から「町建御墨付文書」を持ち帰ったとそうです。

こうして「町建御墨付文書」が町に帰ったことを祝って踊ったのが風の盆の始まりと言われています。

平成の現在から見たら突っ込みどころ満載の話ですが(笑)、昔はそういうものだったのでしょう。

日程的には、毎年9月1日から3日にかけて風の盆は行われます

アクセス

風の盆は富山市の八尾地区で行われます。

一番手軽に見る方法はJR高山線の越中八尾駅前特設ステージでの踊りを見るのがいいです。

越中八尾駅は特急「ワイドビューひだ」が止まるので便利です。

おわら風の盆にあわせて臨時列車や臨時快速列車も増便されます。

各町内の町流しを見るには、こちらのガイドマップをご覧下さい。

楽しみ方

毎年、約25万人が訪れるおわら風の盆。

富山駅、越中八尾駅はかなり混むので午後3時以前か、午後8時過ぎに越中八尾駅に行った方がいいです。

午後3時以前に着いた場合は、午後3時頃から各町で町流しが始まるので、各町の案内所でパンフレットをもらって、町流しを探しながら散策するのがいいです。

午後8時過ぎの場合は、各町の案内所でパンフレットをもらって、町流しを探すのは同じですが、午後10時過ぎになると人も減ってくるので踊りの輪に入ったりするのがいいです。踊りは一応、午後11時までですが、午前1時くらいまでは多くの人が踊ってます。

おしまいに

少し気になるのは天気ですね。

少しの雨でも中止になることが多く、今年は天気がぐずついているみたいなので、天気予報と現地の様子の情報を取りながら行くといいと思います。

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