こと座流星群 今年の見える時間のピークは?方角は?

こと座流星群 2016

2016年のこと座流星群が、4月22日から23日明け方にかけて、ピークを迎えます

こと座流星群は、毎年この頃に見れる恒例の流星群の一つですね。

昔からよく知られている流星群で2000年前の中国の文献にも出てきます。

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この時期の地球の公転軌道上にちょうど、サッチャー彗星が残した塵があるので、その塵が地球の大気と衝突して流れ星となります。

こと座流星群の場合は、衝突速度が遅いので光の筋がはっきり見えるという特徴があります。

今年(2016年)は1時間に18個程度の流星が見られると予測されていますが、今夜が満月なのであまり条件はよくありません。

しかし、こと座流星群には突発的に多く見れる場合(流星爆発)もあるという特長があるので期待しましょう。

ここ数年は流星爆発は無いのですが、逆に言えばそろそろ流星爆発が起きてもいいのではと期待もできます。1803年にアメリカで15分間に167個も見れたという記録もあるんですよ。

見える時間のピークは?

今年(2016年)の見える時間のピークは、日本時間22日15時なのですが、日本ではまだ明るい時間です。

したがって日本では2番目のピークとなる23日明け方が一番の見頃になりそうです。

月は月齢14.7と満月なので流星群の観測としては条件がよくありません。しかも22日夕方23日の明け方まで月が出ているので観測の邪魔になりそうです。

しかも月の入り前に日の出になるので、一晩中月が出ている状態になりそうです。

4月23日の各地の日の出の時間と、月の入りの時間(月が沈む時間)は、下表のようになります。

地域 日の出 月の入り
札幌 4時40分 5時20分
仙台 4時50分 5時29分
新潟 4時58分 5時37分
東京 4時58分 5時37分
名古屋 5時10分 5時49分
大阪 5時17分 5時56分
広島 5時29分 6時09分
福岡 5時39分 6時18分
那覇 5時59分 6時37分

22日は条件が悪いようですが、22日の夜がよく見えなくても23日の夜までは見れます

そのため22日の夜に残念ながら見れなかった人は1日延ばして見るのも一つの手です。

今年は丁度、週末になりますからね。時間に余裕がある方も多いかと思います。

方角は?

この季節のこと座は、東北東の方角から登り、時間が経つにつれて東の空に登っていきます。

しかし、流星が現れる場所は幅があるので、東の空とこだわらずに、東の空を中心に北の方角から南の方角まで幅広く見る感じの方が見つけやすいです。

寝転んで空を見上げるのが一番観測しやすいのですが、この時期はまだ寒いですからね。

お気を付け下さい。

天気

天気は、全国的にまずまずですが、関東、東北東部(岩手県、宮城県)、北海道西部、北海道東部では雲が多いとの予報も出ています。

それより西の中部地方、近畿、中国、四国、九州、沖縄辺りは天気が良さそうで観測日和みたいです。

北海道では、札幌、小樽、函館などの北海道西部と、釧路、根室などの北海道東部は雲が多く、帯広などの北海道中部が天気良さそうです。

東北は、青森、秋田、山形の日本海側は天気は良いのですが、太平洋側は雲が多そうです。

天気も気にまりますが、気温はまだ低いですね。風邪などひきませんようお気を付け下さい。

雨雲レーダーでの記事がありますので天気予測の参考にしてみて下さい。

関連記事;雨雲の過去の動きと予想を表示するおすすめ雨雲レーダー

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