第3回将棋電王戦第4局のルールと見どころ

4月5日に第3回将棋電王戦第4局が行われますね。
人間とコンピュータが対戦する将棋大会です。
今回の第3回将棋電王戦は3月15日から毎週行われていて
先週の第3局まではコンピュータが2勝1敗と勝ち越しています。

将棋

今回の将棋電王戦は全5局が行われ3勝した方が勝ちとなります。
先週までは、
第1局 3月15日 コンピュータ勝利
第2局 3月22日 コンピュータ勝利
第3局 3月29日 人間勝利
と2連敗の後、人間(豊島将之七段)が勝ちました。
もし負けていたら3連敗で人間のストレート負けのところでした。

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ここでルールを簡単に説明すると、
1.持ち時間は5時間。持ち時間を使い切った場合は、一手1分未満で指す一分将棋となる。
2.昼食休憩は1時間、夕方休憩は30分。コンピュータ側は休憩時間内もマシンの電源を落とさず、思考を続けて良いものとする。
3.対局開始後、コンピュータ側は人が操作せず自動で行うものとする。トラブルや対局の変更等があった場合のみコンピュータを操作することができる。

となっています。

2つ目と3つ目のルールが面白いですね。
2つ目のルールは、考えてみたら人間の方も休憩時間中も考えるでしょうし、そう思えばこのルールも当然でしょうか。
しかし、人間はやはり休む必要があるでしょうし、その点、休まずに考え続けることができるのはコンピュータの強みですね。
3つ目のルールはコンピュータを操作する人が将棋に詳しくて代わりに指してしまったらコンピュータ将棋の意味が無いですから当然ですね。

さて、4月5日の第4局は森下卓九段対ツツカナになります。
森下九段は1966年生まれで羽生世代と呼ばれる人たちより4歳程年上になります。
北九州市出身で、12歳で奨励会合格、17歳でプロデビュー、21歳で新人賞と若い頃から活躍してきました。
2014/4/2現在では、通算858勝558敗、勝率0.6059で、現役棋士では7番目の勝数を重ねています。
対するツツカナは昨年11月に行われた第1回将棋電王トーナメントで準優勝した強力なソフトです。

人間側はもう2敗してカド番になっているので森下九段には何としても勝って頂きたいところです。
そして第5局には第1回将棋電王トーナメントでツツカナを破って優勝したPonanza(ポナンザ)が登場するので第4局、第5局は将棋ファンでなくても見逃せない所です。

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