ペルセウス座流星群 2015
2015年のペルセウス座流星群が、8月12日から14日にかけて極大期を迎えます。
ペルセウス座流星群は、1月のしぶんぎ座流星群、12月のふたご座流星群と並んで三大流星群の1つとされています。
日々の話題と雑談のブログです。日々の暮らしの中で話題になってること、なりそうなことを書きたいと思います。
2015年のペルセウス座流星群が、8月12日から14日にかけて極大期を迎えます。
ペルセウス座流星群は、1月のしぶんぎ座流星群、12月のふたご座流星群と並んで三大流星群の1つとされています。
ペルセウス座流星群の歴史は古く、西暦36年に1時間に100個以上が観測されたことが記録に残っています。一説では紀元前から知られていたという説もあります。
西暦36年というと日本では弥生時代。古事記によると第11代の垂仁天皇の時代で神話と歴史の間の時代ですね。
そんな古くから知られていた流星群だなんて驚きです。
ペルセウス座流星群の母彗星はスイフト・タットル彗星で、スイフトさんとタットルさんの2人によって発見させた彗星です。
発見した頃はスイフト・タットル彗星の周期は分からなかったのですが、1992年に日本人の木内鶴彦さんがスイフト・タットル彗星を再発見したことにより、太陽の周りを133年かけて一周する彗星であることなどが分かってきました。
スイフト・タットル彗星が地球の公転軌道上に残した塵の中をこの時期に地球が通過することによってペルセウス座流星群となります。
日本では、今年(2015年)は1時間に20~40個程度の流星が見られると予測されています。三大流星群の一つに数えられるのは伊達ではありません。
これだけの数の流星が見れるのは三大流星群の他の2つか、その他の流星群が数年に一度の流星爆発を起こした時くらいです。
今年(2015年)のピークは、日本時間13日15時30分頃と予想されていますが、日本ではまだ昼間です。
そのため、
が最もよく見えると予想されています。
21時前はペルセウス座が未だ地平線から登っていないので、観測されても数は少ないと思われます。
また、流星群の観測にとって月明かりは無い方がいいのですが、今回は8月14日がほぼ新月(月齢29.1日)のため、8月12日は月齢27.1日、13日は月齢28.1日と流星群観測に支障はありません。
ちなみに各地の月の出、月の入りの時間は、下表のようになります。
この時期は未明に月が出るので13日の月の出、月の入りの時刻を表にしました。
都市 | 月の出 | 月の入り |
札幌 | 3時10分 | 17時33分 |
仙台 | 3時22分 | 17時26分 |
新潟 | 3時31分 | 17時32分 |
東京 | 3時32分 | 17時26分 |
名古屋 | 3時44分 | 17時37分 |
大阪 | 3時51分 | 17時42分 |
広島 | 4時04分 | 17時54分 |
福岡 | 4時14分 | 18時01分 |
那覇 | 4時37分 | 18時02分 |
今年(2015年)は各地とも午前3時以降の遅い時間から月が出るので観測には支障無いと思われます。
この時期のペルセウス座は、北東の方角から登り、時間が経つにつれて南の方角に上っていきます。
しかし、ペルセウス座から流星が流れると言っても現れる場所には幅があるので、北東や南の方角にこだわらずに、北東や南の空を中心に空全体を幅広く見る感じの方が見つけやすいです。
天気は、台風13号から弱くなって変化した低気圧がちょうど日本の西から東に移動するので全国的に曇りや雨になる時間帯がありそうです。
九州や中国四国地方の西日本など今夜(12日の夜)雨と予報されている地域の方々は明日(13日)の夜に見るといいでしょう。
東日本など明日(13日)の夜に雨が降ると予報されている地域の方々は今夜(12日の夜)のうちに見た方がいいかもしれません。
今夜(12日の夜)、明日夜(13日の夜)ともに天気が悪いと予報されている地域の方々は14日の夜ならまだ十分流星は見れます。
天気は下記の記事も参考にしてみて下さい。
参考記事;雨雲の過去の動きと予想を表示するおすすめ雨雲レーダー
今年(2015年)はせっかく月齢が絶好と言っていいくらい良いのに雨模様とは不運ですね。
しかし、12日から14日までの3日間あれば見るチャンスはあると思います。
丁度お盆休みの方も多いと思うので休日の夜ゆっくり空を見上げるのもいいのではないでしょうか。