唐津くんち2014
今年(2014年)の唐津くんち始まりますね。
唐津神社の秋の例大祭です。
日々の話題と雑談のブログです。日々の暮らしの中で話題になってること、なりそうなことを書きたいと思います。
今年(2014年)の唐津くんち始まりますね。
唐津神社の秋の例大祭です。
唐津神社の由来は以下の通りです。
その昔、神功皇后が三韓征伐に行く時に風波が強く、船が出せませんでした。その時、神功皇后が海神・軍神である住吉三神に「願くば一条の舟路を示せ」と祈願したところ、風波が治まり、船を出すことができたそうです。
その後、三韓征伐して帰国した時、御礼のため松浦の海岸に宝鏡を捧げて住吉三神を祀りました。
その数百年後、社殿は廃れてしまいましたが、唐津の地頭の夢の中に毎晩、白衣の老人が出てきて「北の浜辺に行けば必ず不思議がある」と告げました。
不思議に思って北の浜辺に行った所、沖に光る箱が見え、間もなく渚に漂着したので箱を開けて見てみると宝鏡でした。
地頭が孝徳天皇に報告したところ、孝徳天皇は、神功皇后の宝鏡と認め、西暦755年、社殿を再建してできたのが唐津神社だそうです。
西暦755年だと奈良時代末期ですね。
神功皇后と三韓征伐についてはこちらを参考にしてみて下さい。
その唐津神社の例大祭として行われるお祭り。国の重要無形民俗文化財です。
毎年、期間中に50万人の人が訪れる大きなお祭り。唐津を離れている人達は、お盆、正月には帰省しなくても唐津くんちの時には帰省すると言われています。
博多おくんち(福岡市)、長崎くんち(長崎市)と共に日本三大くんちとも呼ばれてますよ。
博多祇園山笠(福岡県福岡市)、妙見宮大祭(熊本県八代市)と共に九州三大祭りと言われますしね。
参考記事;長崎くんち 2014 歴史、踊り町のスケジュールなど
9日は初くんちでした。
9日中に記事を書き上げたかったのですが今日になってしまいました。
しかし、唐津くんちはこれからが本番ですからね。
今後の日程は、
10月29日(水曜日);神輿飾り、唐津神祭本殿祭;お神輿の飾りつけと今年の豊作を神前に報告。
11月2日(日曜日);宵曳山(よいやま);曳山の巡行開始。
11月3日(月曜日・祝日);御旅所神幸(おたびしょしんこう);祭りのメインの日。曳き込み・曳き出しが行われる。
11月4日(火曜日);町廻り(まちまわり);祭りの最終日。曳山が朝に唐津神社前、お昼頃にJR唐津駅前に集合。
11月5日(水曜日);神輿受取渡の儀;今年の当番町から来年の当番町へ神輿を引き継ぐ儀。
です。
今年は11月2日が日曜日なので曜日の並びとしてはまあまあいいですね。
去年は11月2日(土曜日)、3日(日曜日・祝日)、4日(月曜日・振替休日)で最高だったのですが、この並びは7年に1度くらいしか無いですから。
唐津くんちの曳山は、大きな飾り付けを台車に乗せた山車です。
飾り付けは、浦島太郎や、酒呑童子のような昔話を題材にした物や、兜、鯛、龍を象った物があります。
その曳山を曳子(ひきこ)と呼ばれる人たちが曳いて町を練り歩きます。
曳山の由来は、江戸時代後期、唐津の豪商が京都で祇園祭りの山車を見た時に唐津でもやろうと考え、赤獅子の山車を造ったことに由来するそうです。
その後、他の人達も同じように作り始め、今のようになったそうです。
曳山囃子は曳山を曳く時の祭り囃子です。
曳山囃子は、鐘、太鼓、笛、小鼓などで演奏し、祭りを盛り上げます。
1月には囃子初めと言って年の初めに曳山囃子を披露する行事もありますよ。
囃子初めの動画を見つけましたので見てみて下さい。
曳山のルートは、毎年大体、
唐津神社、唐津市役所、JR唐津駅、大石町、元石町、西の浜お旅所明神台
などを通過するルートです。
詳しくは、唐津観光協会のホームページをご覧下さい。
唐津くんちは曳山の形がユニークですね。
ユーモラスな感じもあって他のお祭りでは見れないオリジナリティがあります。
京都の物とも、博多の物とも青森のねぶたとも違いますしね。
この伝統はずっと守って頂きたいものです。