神無月とは?由来、意味、出雲大社との関係は?

神無月とは?

神無月(かんなづき)とは旧暦の10月の異名です。

現在では、今使っている太陽暦の10月も神無月と言うようになりましたが。

出雲大社などでは、旧暦の10月に行っていた神事は、現在でも旧暦通りの日付で行っています。(おおよそ太陽暦の12月くらいです)

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由来、意味

由来は、本当のところは、よく分かっていないのです。

よく言われるのは、10月には神々が出雲大社に集まって一年に一度会議をするために出雲大社以外の場所には神がいなくなるため、神無月と呼ぶようになったという話があります。

しかし、これは出雲大社関係者が広めた風説だという話もあります。

どうやら「かんなづき」という名前が元からあって、そこに「神無月」という漢字を当てて、そこに神がいなくなるなどの意味を当てたらしいのです。

他の説としては、神嘗祭(かんなめさい)という、秋に刈り取った初穂を天照大神に奉納する神事があるのですが、それを行うから、

神嘗月となり、神嘗月では漢字が難しいので神無月になったという説があります。

しかし、神嘗祭は旧暦の9月に行っていたので、この説もいまいち説得力がありません。

神無月

出雲大社との関係は?

しかし、現在、出雲大社では旧暦10月10日(新暦では2014年は12月1日)に全国から集まる神をお迎えする神事・神迎祭(かみむかえさい)を行っています。

いつ頃から神迎祭が行われているかというと、出雲の近くの松江市にある佐太神社で約500年前に行われたのが最初のようです。

500年前というと西暦1500年くらいですね。

日本では、

足利義政が銀閣寺を造ったのが1483年、

鉄砲伝来が1543年ですから、

室町時代が終わりかけて戦国時代に移る頃ですね。

神事としては意外と新しい感じがします。

まとめに

私も10月には神々が出雲大社に集まる説を信じていたのですが、調べなおしてみたら不明な部分が多くて意外でした。

しかも、歴史も結構新しいみたいですし。

鎌倉幕府の成立は1192年じゃなかったと聞かされたのと同じような驚きでした。

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