博多祇園山笠、2015年も7月1日から
博多祇園山笠は、正式名称は、櫛田神社祇園例大祭で、期間中の15日間に300万人の人々が訪れる博多の代表的な夏の祭りです。
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博多祇園山笠は、正式名称は、櫛田神社祇園例大祭で、期間中の15日間に300万人の人々が訪れる博多の代表的な夏の祭りです。
山笠と呼ばれる幟(のぼり)や人形で飾った神輿を担いで走る速さを競う追い山と呼ばれる行事がクライマックスの壮麗な祭りです。
毎年、7月1日から15日まで行われ、今年2015年も同様です。
日程は毎年同じです。代表的な行事の日程を紹介します。
6月26日(金曜日) 桟敷席販売
7月12日に行われる「追い山馴らし」と、7月15日に行われる「追い山」の桟敷席が発売されます。
櫛田神社で午前9時から販売です。
ネットやコンビニなどでは販売しないので櫛田神社に行くしかありません。
毎年30分ほどで完売してしまうので入手したい人は徹夜で並んでいます。
7月1日(水曜日) ご神入れ
山笠に神を招き入れる神事です。ご神入れが終わった山笠から順次、博多の商店街などに飾られます。
7月1日(水曜日) 当番町お汐井(しおい)とり
箱崎浜へ行き、祭りの安全を祈願し、お汐井(海岸の砂)を持ち帰ります。お汐井は清めの砂として体や山笠にかけます。
7月12日(日曜日) 追い山馴し
追い山のリハーサルで、本番の追い山より短いコースで行われます。追い山笠馴しとも言います。時間は午後3時59分から行われます。
7月15日(水曜日) 追い山
博多祇園山笠のクライマックスです。追い山笠とも言います。山笠の担ぎ手である舁き手(かきて)が山笠を担いで約5kmのコースを駆け抜けます。
今年は7月12日が日曜日なので追い山馴しが観やすそうですね。
追い山は、山笠を担いで約5kmものコースを各流(各チーム)対抗で競走するタイムトライアルです。
担ぐ時は、「おっしょい」という掛け声を掛けながら担ぎます。
何故、「おっしょい」と言うのか分かりませんが、お汐井取りの時、「おしおい、おしおい」と言っていたのが「おっしょい」に変化していったという説があります。
この「おっしょい」という掛け声は、環境省の「日本の音風景100選」にも選ばれています。
何故タイムトライアルをやるかというと、Wikipediaによると、
かつては京都の祇園祭のように町ごとに飾り山の華美を競いながら練り歩いていたが江戸時代の1687年(貞享4年)に土居流が東長寺で休憩中、石堂流(現在の恵比須流)に追い越される「事件」が起こる。このとき2つの流が抜きつ抜かれつのマッチレースを繰り広げ町人に受けたことから、担いで駆け回るスピードを競い合う「追い山」が始まった。
のようです。
九州の人の気質もあるのでしょうが、面白いきっかけで伝統ができるものですね。
しかし、神輿を担いで5kmも走るというのは想像を絶します。
各流とも30分前後で走るので、1kmを約6分、100mを約36秒のペースですから相当鍛えてないと大変だと思います。
追い山が行われる時間は15日早朝の午前4時59分からです。
午前4時59分に一番山笠がスタートし、以後、5分間隔で各流の山笠がスタートしてタイムトライアルを行います。現在は8流があります。
追い山の様子はTVQを除く在福テレビ局各局が中継を行います。
いかに地元に密着した祭りか分かりますね。
TVQはテレビ東京系列なので、九州でも「安定のテレ東」ということなのでしょうか。