立冬とは?2014年はいつ?
立冬とは、二十四節気のうちの19番目で、冬の気配が現れてくる日。
立冬から立春(2015年は2月4日)の前日までが暦の上では冬になります。
今年(2014年)の立冬はいつかというと、11月7日。明日です。
暦と言っても中国の内陸部で始まった暦なので日本の感覚より半月くらい早いんですけどね。
半月後は11月22日なので「冬の気配が現れてくる日」と言われれば確かにそんな感じですね。
餃子などの食べ物について
中国では、「南方熱補、北方餃子」と言って、立冬に、南部では肉や魚、北部では餃子を食べる風習があります。
台湾では、「麻油雞(マーヨウジー)」という、ショウガやごま油の風味をつけたチキンスープや、羊肉を漢方薬で煮る鍋料理・「羊肉爐(ヤンロンルー)」を立冬の日に食べると体が温まって冬を乗り切れると言います。
麻油雞(マーヨウジー)は鶏肉を鶏ガラスープや酒で煮てごま油、ショウガ、塩で味を調えます。火が通ったら取り出して、素麺の様な細麺を添えます。ネギを添えたりトウガラシをかけてもいいでしょう。唐の時代からある料理で、元は北方騎馬民族が羊肉で作っていた料理です。羊肉が苦手な漢民族が鶏肉で作って中国でも広まったそうです。産後の女性が体力を回復する時にもよく食べられるそうです。高たんぱくで安価なのが人気の理由だそうです。
羊肉爐(ヤンロンルー)は、羊や山羊の肉を豆腐やトウモロコシ、キャベツなどの野菜と一緒に漢方薬、生姜、米酒を混ぜたスープで煮込む煮込み料理です。麻油麵線というお酒とごま油のスープに日本の素麺のような麺を入れた麺料理を一緒に食べることが多いです。日本のラーメンにあっさりスープとこってりスープがあるように、お店によってお酒の味が強いスープと弱いスープがあります。麻油麵線はカップラーメンにもなっていて台湾では人気の麺料理です。
下の画像で右下が羊肉爐、左上が麻油麵線です。

引用;zh:wikipedia
それに対して北京などの北方では、餃子を食べます。
「餃子」の発音が季節の交代をあらわす中国語の「交子」と発音が似ていることから食べるとも言われています。
また、寒くなって耳が凍えることから、耳の形に似ている餃子を食べて耳を守るとも言われています。
おしまいに
ちなみに立冬を検索しようとすると関連検索でかぼちゃが出てきますが、かぼちゃを食べる風習があるのは冬至なので立冬ではないですよ。
かぼちゃは冬が美味しい季節なので立冬でも冬至でも食べていいんですけど。
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