浅間山、噴火。軽井沢などへの被害の予想は?

浅間山、噴火

浅間山が噴火しましたね。

今日(16日)の午前9時半頃、気象庁に火山灰が降ったとの報告が入ったそうでね。

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東京大学地震研究所では、設置している機器観測結果からの8時49分頃から噴火があったのではないかと見ているようです。

しかしながら、その時間は浅間山周辺は曇っているので噴煙の高さなどは雲が邪魔して確認できなかったみたいです。

火山灰は浅間山の北から北東4kmの範囲で降ったようです。

火山灰の量はわずかで、今日のところは、ごく小規模な噴火のようです。

気象庁は今日の噴火は予想できていたみたいで、5日前の6月11日に噴火警戒レベルを2に引き上げて立ち入り禁止区域をそれまでの浅間山から半径500mから2kmに拡大していました。

2km圏内に住宅や観光施設は無いそうなので、被害も無いみたいです。

浅間山付近の方のツイートもいくつか出ています。

軽井沢などへの被害の予想は?

今日、火山灰が降ったのは浅間山の北側だそうで、軽井沢とは反対側なので軽井沢はひとまずは大丈夫そうです。

しかし、冬になって北風が吹くようになったら軽井沢にも火山灰が運ばれそうですし、嬬恋や草津温泉が浅間山の北にあるので、南風が吹きやすい夏は心配ですね

嬬恋は浅間山から北に約10km、草津温泉は浅間山から北に約20kmの位置にあります。

そして、浅間山の南西には小諸市もあります。

これから観光シーズンの本番なだけに、長期化したら観光に影響があるのではとこれらの地元では心配しているようです。

今回は、6月11日に噴火警戒レベルを2に引き上げて5日後に噴火したことになります。

気象庁の予想が当たった形になりましたが、それには以下のことが背景にあります。

浅間山は比較的活発な活火山で、最近の100年で50回噴火しています。

噴火が多くて怖い感じもしますが、逆にどのような場合に噴火するのかという過去のデータの蓄積が多くあるとも言えます。

噴火も全て山頂の決まった位置からで、観測機器も多く設置しているので予想しやすい火山なのだそうです。

そのため、今回のように噴火の5日前に噴火警戒レベルを引き上げることができたのです。

現在のところは、山体膨張も無く、火山性地震の回数も増えてはいないのでしばらくは現在の状況が続くと思われます。

このままの状態が続くのなら被害はそれほど出ないと予想できます。

しかし、今後、

  • 山体が膨張する
  • 火山性地震が増える
  • 噴煙や火山灰が増える

などの動きが出てきたら警戒を強めなければなりません。

逆に、

  • 山体が膨張しない
  • 火山性地震が減る
  • 噴煙や火山灰が減る

などの兆候が出てきたら噴火が治まるサインです。

おしまいに

火山活動は地震よりも予測しやすいそうです。

特に浅間山は最新機器で計測して火山活動を予想しているので、過度な煽りに乗せられないようにしたいものです。

噴火が早く治まるといいですね。

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