中秋の名月(十五夜)とは?
昔は月の満ち欠けを元に太陽の動きも考慮する太陰太陽暦という暦を使っていました。
太陰暦では、新月の日を毎月1日としているので、毎月15日は満月、30日は新月の前日になります。
(正確には29.5日で次の新月の前日になるので少しづつずれていくのですが)
また、太陰太陽暦では立春を1月として、
1月、2月、3月=春
4月、5月、6月=夏
7月、8月、9月=秋
10月、11月、12月=冬
と季節を分けていました。
秋の期間の7月1日から9月30日の真ん中は8月15日なので8月15日を中秋と言います。
この8月15日の満月が1年の内で1番綺麗だということで、中秋の名月と言います。
十五夜というのも8月15日の満月のことなので中秋の名月と十五夜は同じ意味です。
2014年の今年はいつ?
太陰太陽暦は現在の太陽暦と比べるとずれるので中秋の名月(十五夜)も毎年ずれます。
2014年の今年は9月8日です。
ちなみに、
2015年は、9月27日、
2016年は、9月15日、
です。
由来
中秋の名月を見て楽しむのは中国から伝わりました。
中国では、中秋の名月の日は中秋節と言って祝日になっています。
そのため、日本より盛大にお祝いします。
日本には平安時代頃伝わって平安の貴族達が和歌を詠んだり、宴会をしていました。
その際、杯の酒に月を映して飲むと月の力を取り込むことができる、など言われていたそうです。
毎日変化する月は不可思議で神秘的な存在だったのでしょうね。
そんなことを考えながら団子などを食べると楽しそうです。
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