境界型糖尿病とは?
糖尿病は完治しない病気として知られています。
しかし、境界型糖尿病なら完治します。
境界型糖尿病とは、糖尿病になる前段階のことです。
糖尿病はインスリンを出す膵臓(すいぞう)のβ細胞が死んでしまってインスリンが
出なくなることが主な原因で起こりますが、境界型糖尿病はβ細胞がまだ生きている
状態で、治療すれば再び活動してインスリンを出すことができます。
例えて言えば、毛根が死んでしまったら髪は生えませんが、毛根がまだ生きているなら
手当てすれば再びフサフサになるようなものです。
糖尿病の指標として、HbA1cが5.8以下で正常、6.5以上で糖尿病と言われますが、
6.5未満や、6.5以上でも他の指標が良好な場合が境界型糖尿病です。
(5.8未満でも他の指標が悪い場合は糖尿病と診断されます)
自覚症状が無くて健康診断などで糖尿病と言われる場合は、ほとんどが境界型糖尿病
です。
食事制限などの治療方法
境界型糖尿病でも投薬が必要な場合がありますが、生活習慣の改善が治療方法
としては、より重要です。
運動も大事ですが、今回は主に食事制限について3つ解説します。
栄養のバランスのいい食事にする
極端な食事制限をして栄養のバランスが崩れたら健康な体を維持できません。
タンパク質、緑黄色野菜も食べて栄養のバランスを取るようにします。
適正なカロリーを守る
性別、体格、職業などで適正なカロリーは違いますが、1日1500キロカロリー(kcal)
前後です。
医者のアドバイスを受けて自分の適性カロリーを知り、暴飲暴食しないようにします。
高GIの食品は下げる
食品の血糖値の上がりやすさを示す指標としてGIがあります。
GIが高い食品は避けて、低いGIの食品を選ぶようにします。
例えば、
白米→玄米
うどん→そば
ケーキ→プリン
のように、似たような食品を食べるなら高GI食品から低GI食品に切り替えます。
おしまいに
境界型糖尿病は完治するということは意外と知られていないのではないでしょうか?
糖尿病は完治しないですし、インスリンを打つのは大変なので境界型糖尿病のうちに
完治させたいものです。
私も今のところは大丈夫ですが、食べることは好きで、運動不足ですし、注意しないと
いけないです。
糖尿病は色々な話がありますのでまた機会があれば書いていきたいと思います。
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