浅草・三社祭とは?
5月15日から17日の3日間、浅草神社の三社祭が行われます。
14日は本社神輿御神霊入れの儀という神社の御神霊を神輿に入れる儀式が斎行されてそこから三社祭が始まるのですが、関係者の方々の儀式なので私達一般の人は実質15日からが三社祭の始まりです。
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5月15日から17日の3日間、浅草神社の三社祭が行われます。
14日は本社神輿御神霊入れの儀という神社の御神霊を神輿に入れる儀式が斎行されてそこから三社祭が始まるのですが、関係者の方々の儀式なので私達一般の人は実質15日からが三社祭の始まりです。
浅草・三社祭とは、毎年5月第3週金、・土、日曜日に開催される浅草神社の例大祭で、正式名称を浅草神社例大祭と言います。
浅草・三社祭は浅草神社が都心にあることから氏子の人数も多く、毎年3日間で約150万人が集まる東京の5月の風物詩となっています。
三社祭は浅草神社の例大祭です。
例大祭とは、このブログでは何度も出てきますが、その神社の1年で一番大きな祭りのことです。
浅草神社の歴史は推古天皇の頃に始まるとされています。
推古天皇は昨日の葵祭の由来にも出てきましたが、聖徳太子を摂政として政りごとをされた天皇です。
西暦628年、推古天皇の晩年の頃、隅田川で漁師の桧前浜成(ひのくまはまなり)・
竹成(たけなり)兄弟が漁をしていた時に仏像が網にかかりました。兄弟が郷土の
文化人であった土師真中知(はじのあたいなかとも)にこの像は何かと聞いたところ、
土師真は、「これは観音菩薩像でご利益があるから祀りなさい」と兄弟に説明しました。
兄弟が観音菩薩像を拝んだところ、翌日は大漁になったそうです。
その後、土師真は出家し、自宅を寺に改築して観音菩薩像を祀ったそうです。
この土師真の自宅が浅草寺になりました。
土師真の死後、彼の息子が観音菩薩の夢告を受け、土師真、桧前兄弟の3人を
神として祀ったのが三社神社(浅草神社)であるとされています。
ちなみに浅草神社は招き猫発祥の地とも言われています。
三社祭は鎌倉時代の末期、正和元年(1312年)3月、「神輿をかざり奉り、
船遊の祭礼をいとなみ、天下の安寧を祈るよう」との阿弥陀三尊の神託に
よって始まったと言われています。
江戸時代になると各町が行列の勢いと絢爛さを競い合って大きな祭りになっていったようです。
一昨年の2012年は三社祭が行われて700年の節目とされ、様々な記念行事が行われました。
祭りの中心になる浅草神社へは電車が便利です。
各駅からの所要時間は、
地下鉄の浅草線、銀座線の浅草駅から徒歩で約7分
東武鉄道伊勢崎線線の浅草駅から徒歩で約7分
つくばエクスプレスの浅草駅から徒歩で約10分
です。
三社祭は毎年、17、18日に近い金土日の3日間で斎行されます。
これは江戸時代に3月17日、18日に行われていたことの名残りです。
今年は5月15日から17日の3日間の日程で斎行されます。
3日間の日程の中でそれぞれのメインになる行事は、
15日 午後1時から 大行列
16日 午後12時から 町内神輿連合渡御(ちょうないみこしれんごうとぎょ)
17日 午前6時から 宮出し
17日 午前11時から午後6時 お祭り広場
17日 午後6時頃 宮入り
です。
15日の大行列は、お囃子屋台や白鷺の舞など古式にのっとった装束をまとった人達が浅草の町を練り歩きます。午後1時に東京浅草組合前を出発し、柳通り、馬道通り、雷門通りを通って雷門、仲見世、浅草神社へと行列します。雨天の場合は中止です。
大行列の様子を映した動画を見つけましたのでご覧下さい。
16日の渡御とは、神輿の行列が通りに繰り出すことです。
17日のお祭り広場では、雷門前の通りが歩行者天国になってそこに神輿が次々に来ます。
3日間の中でもメインは17日に行われる神輿の宮出しです。
17日午前6時からで朝早いですが、大勢の人が集る中、浅草神社から神輿が次々と出てくる光景は圧巻です。
宮出しの動画を見つけましたのでご覧ください。
宮出しで浅草神社から出た神輿が浅草神社に帰ってくるのが宮入りです。
宮入りも宮出しと並ぶメインの行事の一つなんですよ。
三社祭は毎年盛り上がりますから今年も盛り上がるでしょうね。
ただ、喧嘩祭とも言われる祭りですからトラブルなどに巻き込まれないように気をつけたいものです。
また、浅草の辺りは観光地も多いですからね。祭りのついでに浅草神社のすぐ西側にある花やしきで遊んだり、少し足を伸ばして東京スカイツリーに行ったりするのもいいですね。