葵祭とは
葵祭は、毎年5月15日に行われる京都市の下鴨神社と上賀茂神社のお祭りです。
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葵祭は、毎年5月15日に行われる京都市の下鴨神社と上賀茂神社のお祭りです。
祇園祭、時代祭と共に京都の3大祭りの一つです。
しかし、葵祭が圧倒的に古くから伝わる祭りであるので、京都で祭りと言えば葵祭のことを指す、と言われるほどなんです。
祭りの雰囲気がよく分かる動画を見つけました。こちらをご覧下さい。
葵祭は欽明天皇の時代に始まったとされています。
飛鳥時代の前ですね。古墳時代になります。
欽明天皇というのは聖徳太子が摂政として仕えた推古天皇の父です。
欽明天皇の時代に風雨が激しく作物が収穫できなかった時に賀茂神社の神々の怒りを鎮めた所、風雨が収まり、五穀豊穣、国民も安泰になったことから始まりました。
最初は朝廷と賀茂氏の行事でしたが、次第に他の貴族が見物に来るようになり、貴族の祭りとなったそうです。
賀茂氏というのは八咫烏(ヤタガラス)の子孫の一族とされ、下鴨神社と上賀茂神社の神官を代々勤めていました。
下鴨神社と上賀茂神社は全国の神社の中でも古来より重視された二十二社に入る神社です。
二十二社の中でも上七社、中七社、下八社があって、下鴨神社と上賀茂神社は両方とも伊勢神宮などと同じ最上位の上七社に入ります。
斎王代の斎王とは、下鴨神社に巫女として仕える内親王、または女王のことです。
内親王、または女王と言うとちょっと難しいのですが、平たく言うと天皇陛下の娘もしくは孫娘です。
葵祭では、斎王の代わりを務める女性を一般から選ぶので斎王代といいます。
斎王代になる女性は、葵祭の斎王代に関する費用を負担することと定められています。
その費用は、なんと、ン千万円とか。
そのため立候補する人は少ないのですが、京都にはお金持ちがいるもので、毎年、誰かが斎王代として選ばれています。
中には姉妹で斎王代を務めたり、祖母、母、娘と三代に亘って斎王代を務める家族もいるんですよ。
斎王代は4月上旬に決まるのですが、毎年誰が斎王代になるのかは京都の春の風物詩になっています。
2015年も例年と同じ5月15日に行われます。
雨天の場合は順延で16日になります。
16日も雨天の場合は残念ながら中止です。
江戸時代以前は陰暦4月中の酉(とり)の日に行われていたでのですが、明治になって太陽暦が採用されるようになり、陰暦4月中の酉の日に相当する5月15日に行われるようになりました。
行列コースと時間は、
京都御所宜秋門(ぎしゅうもん)出発(10:30) → 御所観覧席前通過 → 堺町御門(さかいまちごもん)(10:50) → 丸太町通 → 河原町通 → 出町橋(11:15) →下鴨神社観覧席前通過 → 下鴨神社到着(11:40)
下鴨神社にて社頭の義 → 下鴨神社出発(14:20) →下鴨本通 → 洛北高校前(14:40) → 北大路通 → 北大路橋(14:55) → 賀茂川堤 →上賀茂神社到着(15:30)
になります。
時間は予定時間なので前後することがあります。
コースの詳細や、地図などは京都観光協会ホームページをご覧下さい。
今年は平日なので見に行くのはなかなか難しいですが、一生に一度は見てみたいですね。