アメリカの感謝祭とは?
アメリカでは毎年11月第4木曜日は感謝祭の日で祝日になっています。
感謝祭は、英語でThanksgiving Dayと言います。
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アメリカでは毎年11月第4木曜日は感謝祭の日で祝日になっています。
感謝祭は、英語でThanksgiving Dayと言います。
何に感謝するのでしょう?
それはアメリカの建国の歴史に大きく関係しています。
イギリスから最初に新天地アメリカを目指した人々はメイフラワー号と言う船に乗り、大西洋を渡って1620年11月にニュープリマス(現在のマサチューセッツ州)に到着しました。
メイフラワー号で到着したのは102人だったのですが、その冬は厳冬で春までに半数の人が亡くなってしまいました。
生き残った半数で地元のネイティブインディアンの人に農業を教えてもらい、1621年の秋には収穫することができたため、メイフラワー号の生き残った人達は収穫を神に感謝し、ネイティブインディアンを招待して3日間祝宴を開いたのが感謝祭の始まりとされています。
アメリカの感謝祭のメインディッシュと言えば七面鳥の丸焼きですね。
何故、七面鳥を食べるようになったかと言うと、ニュープリマスを含むアメリカ東部に広く分布するポピュラーな鳥でメイフラワー号の時代のネイティブインディアンも料理して食べていたからです。
味はニワトリと比べるとサッパリした味で旨味が多く、高タンパク・低カロリーと言われています。
秋から冬にかけて脂肪が乗ってきて旨味が増すので、感謝祭の頃に食べるのは理にかなっているそうです。他にアメリカ東部でこの時期の旬の食べ物はトウモロコシ、カボチャ、ヤム芋などがあるのでこれらも感謝祭ではよく料理に出ます。
七面鳥が日本であまり食べられていないのは日本に分布していた鳥ではないし、飼育期間がブロイラーの2.5倍ほどかかるので高コストだからです。
現在では、北海道や石川県、高知県などで飼育されていますが、数は多くないです。
冷凍技術が発達してきたので外国産の七面鳥肉を冷凍で輸入した方が効率がいいみたいです。
感謝祭で毎年ニュースになるのが七面鳥の恩赦ですね。
感謝祭の日にアメリカで多く料理される七面鳥の中から大統領が選び、料理することなく天寿を全うさせます。
約50年前の感謝祭の時にケネディ大統領の元に「美味しく食べてね、大統領」と書かれた札を首からぶら下げた七面鳥が贈られたのですが、ケネディ大統領はその七面鳥を食べなかったというエピソードに由来するそうです。
恩赦された七面鳥は牧場などで余生を過ごすそうです。