新嘗祭とは?
新嘗祭は、読み方としては、
- にいなめさい
- にいなめのまつり
- しんじょうさい
の3通りの読み方があります。
新嘗祭は「祭」の字が使われている通りお祭りなのですが、日本全国のお祭りの中でも特に重要な祭りである七つの大祭(たいさい)のうちの一つです。
天皇陛下が自ら執り行う数少ない祭りの一つでもあります。
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新嘗祭は、読み方としては、
の3通りの読み方があります。
新嘗祭は「祭」の字が使われている通りお祭りなのですが、日本全国のお祭りの中でも特に重要な祭りである七つの大祭(たいさい)のうちの一つです。
天皇陛下が自ら執り行う数少ない祭りの一つでもあります。
祭りの内容は日本式の収穫祭で、天皇陛下がお米などの五穀の新穀を天地の神々に奨め、自らも食して今年の豊作に感謝するというお祭りです。
祭りは皇居で行われますが、伊勢神宮に天皇陛下から勅使が遣わされます。
この新嘗祭がいつ頃から始められたかと言いますと、皇極天皇(こうぎょくてんのう)の時代から始められたと伝えられています。
皇極天皇の在位は飛鳥時代の西暦642年から645年ですので、約1400年の歴史がある祭りということになります。
このように新嘗祭は古くから親しまれて、明治6年から昭和22年までは11月23日は新嘗祭の日として祝日になっていました。
戦後も11月23日は勤労感謝の日として引き続き祝日になっていますね。
余談ですが、645年の大化の改新で皇極天皇は退位させられ中大兄皇子(なかのおおえのおうじ、後の天智天皇)が実権を握っています。
前述の通り、天皇陛下の勅使をお迎えして伊勢神宮でも新嘗祭が行われます。
伊勢神宮で勅使をお迎えして行われるのは「奉幣の儀(ほうへいのぎ)」「大御饌の儀(おおみけのぎ)」と呼ばれる行事です。
奉幣の儀とは、天皇陛下の勅使が陛下からお預かりした幣帛(へいはく)というお供え物を伊勢神宮に奉る儀式です。
幣帛としては、服、武具、日本酒、お金などがお供えされます。
大御饌の儀とは、天照大神に神饌(みけ)というお食事をお供えする儀式です。
神饌には、お米、日本酒、海の幸、山の幸、旬の食物、地域の名産などが使われます。
時間は、
外宮・奉幣の儀 | 7時から |
内宮・大御饌の儀 | 11時から |
内宮・奉幣の儀 | 14時から |
になります。
儀式の様子は参道などから見学できます。
2014年の伊勢神宮 新嘗祭 大御饌の儀の動画を見つけましたのでご覧下さい。
新嘗祭の日は初詣のような大混雑ではないですが、普通の休日よりは混みます。
特に2015年の今年は3連休で天気も良さそうなので例年以上の混雑が予想されます。
通常、JR伊勢市駅、近鉄伊勢市駅、近鉄宇治山田駅の各駅と伊勢神宮内宮の間はバスや車で15分くらいで着きますが、新嘗祭の日は30分から45分くらいみておいた方がいいかもしれません。
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