新嘗祭とは? 2015年の伊勢神宮の混雑は?

新嘗祭とは?

新嘗祭は、読み方としては、

  • にいなめさい
  • にいなめのまつり
  • しんじょうさい

の3通りの読み方があります。

新嘗祭は「祭」の字が使われている通りお祭りなのですが、日本全国のお祭りの中でも特に重要な祭りである七つの大祭(たいさい)のうちの一つです。

天皇陛下が自ら執り行う数少ない祭りの一つでもあります。

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祭りの内容は日本式の収穫祭で、天皇陛下がお米などの五穀の新穀を天地の神々に奨め、自らも食して今年の豊作に感謝するというお祭りです。

祭りは皇居で行われますが、伊勢神宮に天皇陛下から勅使が遣わされます

この新嘗祭がいつ頃から始められたかと言いますと、皇極天皇(こうぎょくてんのう)の時代から始められたと伝えられています。

皇極天皇の在位は飛鳥時代の西暦642年から645年ですので、約1400年の歴史がある祭りということになります。

このように新嘗祭は古くから親しまれて、明治6年から昭和22年までは11月23日は新嘗祭の日として祝日になっていました。

戦後も11月23日は勤労感謝の日として引き続き祝日になっていますね。

余談ですが、645年の大化の改新で皇極天皇は退位させられ中大兄皇子(なかのおおえのおうじ、後の天智天皇)が実権を握っています。

新嘗祭

2015年の伊勢神宮の行事

前述の通り、天皇陛下の勅使をお迎えして伊勢神宮でも新嘗祭が行われます。

伊勢神宮で勅使をお迎えして行われるのは「奉幣の儀(ほうへいのぎ)」「大御饌の儀(おおみけのぎ)」と呼ばれる行事です。

奉幣の儀とは、天皇陛下の勅使が陛下からお預かりした幣帛(へいはく)というお供え物を伊勢神宮に奉る儀式です。

幣帛としては、服、武具、日本酒、お金などがお供えされます。

大御饌の儀とは、天照大神に神饌(みけ)というお食事をお供えする儀式です。

神饌には、お米、日本酒、海の幸、山の幸、旬の食物、地域の名産などが使われます。

時間は、

外宮・奉幣の儀  7時から
内宮・大御饌の儀 11時から
内宮・奉幣の儀 14時から

になります。

儀式の様子は参道などから見学できます。

2014年の伊勢神宮 新嘗祭 大御饌の儀の動画を見つけましたのでご覧下さい。

2015年の伊勢神宮の混雑は?

新嘗祭の日は初詣のような大混雑ではないですが、普通の休日よりは混みます。

特に2015年の今年は3連休で天気も良さそうなので例年以上の混雑が予想されます

通常、JR伊勢市駅、近鉄伊勢市駅、近鉄宇治山田駅の各駅と伊勢神宮内宮の間はバスや車で15分くらいで着きますが、新嘗祭の日は30分から45分くらいみておいた方がいいかもしれません。

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