神田祭の歴史や今年の神輿などの日程について

神田祭 2015

2015年5月7日から14日までの日程で東京の神田明神(正式名称は神田神社)で神田祭が行われます。

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神田祭は、神田明神の祭例で、京都の祇園祭、大阪の天神祭と共に日本三大祭りの一つに数えられます。

また、深川祭、山王祭と共に江戸三大祭りの一つに数えられます。

その神田祭は、他の祭りとは違って2年に1度の隔年開催なので嫌が応にも盛り上がります。

前回(2013年)の神幸祭の様子を映した動画を見つけましたのでご覧下さい。

神田祭の歴史

神田神社は天平2年(730年)、伊勢神宮の御田(おみた)があった土地に、御田のための神社として創建されました。

御田は神田とも言うので神田ノ宮と名付けられ、後に神田神社に名前が代わりました。

元々は現在の大手町・将門塚周辺にあったのですが、元和3年(1616年)に江戸城増築のため、現在の外神田に移転(遷座)しました。

今年は遷座400年の記念祭になります。

神田祭はいつから始まったのがは定かではないのですが、現在のような大きな祭りになったのは江戸時代からのようです。

江戸時代の頃は山車が有名な祭りでしたが、明治になって路面電車の電線や電柱ができるようになり、山車は通れなくなってきたので神輿が中心になりました。

また、江戸三大祭りの神田祭と山王祭は、両方とも毎年行われていましたが、両社の氏子を兼ねている人が多く、費用の出費や時間的制約が大変であったことから天和元年(1681年)以後から神田祭と山王祭は交互に隔年で行われることになりました。

今年はアニメ・ライトノベルで人気のラブライブとコラボレーションしてコラボ饅頭やコラボTシャツなどを販売しています。私も初めて聞いた時はちょっと信じられなかったのですが、本当です。新しい歴史の1ページになるでしょうか?

神田明神

今年(2015年)の神輿などの日程

今年(2015年)の日程は、7日午後7時の鳳輦神輿遷座祭から神事が始まります。

鳳輦神輿(ほうれんみこし)の鳳輦(ほうれん)とは、神輿などの屋根についている鳳凰の飾りのことで、鳳輦神輿とは、鳳輦が付いている格式の高い神輿のことです。

鳳輦神輿遷座祭では、大黒様、恵比寿様、将門様の三柱を神殿から鳳輦神輿に遷します。

その後の主な日程は、

5月8日 氏子町会神輿神霊入れ (200基ある全ての神輿に神田明神の御神霊を遷します。神田祭が本格的に始まります)

5月9日 附け祭 (江戸時代では神田祭で一番人気があった行事。山車を曳いて街を練り歩きます。)

5月9日 神幸祭 (神田明神の周り30kmを氏子の方々が平安時代の衣装を着て行進します。神田祭のメインの神事です)

5月9日、10日 神田囃子奉納演奏 (神田明神境内などで終日演奏します)

5月10日 御輿宮入 (大小200の神輿を氏子が担いで神社へ練り歩きます)

5月15日14時 例大祭 (神田祭の締めくくりであり、神田明神で1年で最も大切な神事)

になっています。

神田祭

御輿宮入 引用;wikipedia

このうち、5月9日の附け祭では、明治になってから使わなくなった山車を復活させようと地元の消防団、ボーイスカウト、さらに東大や東京芸大の学生などが昔の山車を復元したり、新しい山車を作って曳きまわします。

5月9日、10日の神田囃子奉納演奏では、神田囃子保存会の方々が東京都指定無形文化財である神田囃子を演奏します。

5月15日の例大祭では、巫女による「巫女舞」の奉納などが行われ、国と氏子の平和と安全を祈願します。

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