勤労感謝の日 とは?意味や由来を子どもにも分かりやすく

勤労感謝の日 とは?意味は?

明日(23日)は勤労感謝の日ですね。

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勤労感謝の日 とは、国民の休日で、

勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう

引用;国民の祝日に関する法律(祝日法、昭和23年公布・施行)

日と定められています。

たつとび、とは、漢字では、「尊び」もしくは、「貴び」で、 「尊いものとして敬う」、「価値あるものとして重んじる」、という意味です。

つまり、

勤労を価値のある尊いものとして重んじ、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう

という意味ですね。

働きたくなくても働かないと、自分も家族や周りの人も生活できませんので、働くというのはやっぱり大事なんですね。

勤労感謝の日

由来

なぜ11月23日が勤労感謝の日で祝日なのかというと、その由来は、戦前は、11月23日は新嘗祭(にいなめさい、しんじょうさい)の日で祝日だったんです。

新嘗祭とは、宮中祭祀のひとつで、秋の収穫祭のようなものです。

天皇陛下がその年にできた作物を神々捧げ、自らも食べてその年の収穫に感謝する儀式です。

戦後は天皇陛下も神ではなく人間であると宣言されたので、宗教的儀式を国民の祝日として祝う意味が無くなったので代わりに勤労感謝の日となったのです。

明治天皇誕生日や昭和天皇誕生日が、文化の日や昭和の日として名前を変えて祝日として残るのと似ています。

(ちなみに大正天皇誕生日は8月31日です)

子どもにも分かりやすく説明するには

子どもに説明するためにこんな物語を考えてみたのですがどうでしょうか?

むかし、むかし、ある所にお百姓さんと漁師さんがいました。

お百姓さん「いつもお米や野菜ばっかりでたまには魚も食べたいなあ。でも泳げないし。」

漁師さん「いつも魚ばっかりでたまにはお米や野菜も食べたいなあ。でも田んぼも畑も持っていないし。」

そんなある日ある所でお百姓さんと漁師さんが出会いました。

お百姓さん「いつも食べるのが米や野菜ばっかりで、たまには魚も食べたいんですよ。」

漁師さん「私は、いつも食べるのが魚ばっかりで、たまにはお米や野菜も食べたいんですよ。」

お百姓さん「それなら私が作ったお米や野菜を食べて下さいよ。美味しいですよ。」

漁師さん「それはありがとうございます。それなら私が獲った魚を食べて下さい。新鮮ですよ。」

こうしてお百姓さんと漁師さんはそれぞれのお米や野菜と魚を交換しました。

そこでひらめきました。

お百姓さん「これはいいですね。これからも時々、お米や野菜と魚を交換しませんか?」

漁師さん「それはいいですね。お百姓さんは泳ぎが苦手だけど私は得意だし、私は田んぼも畑も持っていないけどお百姓さんは持っているから丁度いいですよ。」

こうしてお百姓さんも、自分が食べる物以外に漁師さんのために、お米や野菜を作るって漁師さんにあげるようになりました。

漁師さんも、自分が食べる物以外にお百姓さんのために魚を取ってお百姓さんにあげるようになりました。

こうして、お百姓さんと漁師さんは、相手の苦手なことをお互いに助け合って、自分の物と相手の物を交換して美味しいお米や野菜や魚を食べれるようになりました。

めでたし、めでたし。

まとめに

いかがでしょうか?

勤労感謝の日の意味である、勤労をたつとぶことと、国民たがいに感謝しあうを盛り込めたし、物々交換でお互いに助け合うということと、労働と商業の始まりみたいな話も入れることが出来たのでいいのではないでしょうか?

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