アルツハイマー病の原因物質・アミロイドベータ
認知症の中で一番患者多く、原因も治療法もよく分かっていないアルツハイマー型認知症。
ここ10年の間に、アミロイドベータという物質が脳内に蓄積されることが一つの原因らしいことが分かってきました。
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認知症の中で一番患者多く、原因も治療法もよく分かっていないアルツハイマー型認知症。
ここ10年の間に、アミロイドベータという物質が脳内に蓄積されることが一つの原因らしいことが分かってきました。
アミロイドベータとは、タンパク質の一種です。
タンパク質といっても筋肉や血液を作る役に立つタンパク質ではなく、体内では使うことがない老廃物なのです。
老廃物なので体外に出さないといけないのですが、出せずに脳内に溜まる次第に集まって固まって老人班となります。
この老人班が脳内にいくつもできると脳の働きを阻害してアルツハイマー型認知症になるのではと考えられています。
しかし、今までは、アミロイドベータが脳内に溜まっているかを調べるのは、CTスキャンをなどの大掛かりな機械使って、しかもかなり痴呆の症状が進んでからでないとできませんでした。
ところが、今朝のニュースによると、愛知県にある国立長寿医療研究センターと2002年にノーベル化学賞を受賞した田中耕一さんが統括する島津製作所のチームが共同でアミロイドベータが脳に蓄積しているかを血液から調べる方法を発見したと発表がありました。
今日(11日)、日本学士院発行の学術誌に論文が載るそうです。
6月頃から、国立長寿医療研究センターと田中耕一さんが共同でアミロイドベータを簡単に検出する方法を研究しているとニュースであったのですが、いよいよ研究の成果が出たのでしょうか?
アミロイドベータが脳に蓄積しているかを血液から調べることができるようになるとアルツハイマー型認知症の早期発見はもちろん、治療薬の開発にもつながるのではないかと期待されます。
これが実用化されたら、また田中耕一さん快挙ですね。
この方法の実用化が何年先か分からないので、実用化されるまでアルツハイマー病の予防が大事ですね。
アミロイドベータはインスリン分解酵素で分解されるのですが、糖尿病になってインスリンが過剰に分泌されるとインスリン分解酵素がインスリンを分解するだけで精一杯になってしまい、アミロイドベータを分解することができなくなってアミロイドベータが蓄積し、アルツハイマー型認知症になると言われています。
そのため、最近ではアルツハイマー型認知症は生活習慣病の一つと考えられていて、食事や運動が大事だと言われています。
まず、糖尿病にならないように食事や運動に注意したいですね。
運動はウォーキングなどの有酸素運動を毎日20分とか、30分とか、週に3回とか色々言われています。
無理しない範囲でなるべくやった方がいいということなんでしょうね。
私もそうですけど、なかなか習慣的に運動するのは大変ですが、だからこそ大事なんでしょうね。
気をつけたいものです。
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